蜂窩織炎、爪周囲炎、動物咬創、粉瘤など化膿創の治療
蜂窩織炎とは、下腿や前腕などの皮下組織の化膿性炎症で、赤み、腫れを伴い強い痛みを生じます。抗生剤投与や創処置により治療します。
内部に膿瘍(膿の溜まり)を生じた場合は切開排膿を行います。
爪周囲炎は巻き爪や深爪の後で爪周囲に細菌による炎症を生じる状態で、爪の部分切除や抗生剤投与などの処置を行います。
猫や犬などの咬創は、ケガしたときは小さい傷でも汚染の可能性が高く、後に化膿性関節炎や化膿性腱鞘炎など重篤な感染に移行することも少なくありません。
猫や犬にかまれた際は軽傷に見えても早めに受診されることをお勧めします。適切な処置により重症化を予防します。
粉瘤とは皮下に皮膚の老廃物(垢)がたまったできものであり、感染しなければ無症状ですが、感染すると痛みや悪臭を伴い排膿することがあります。
単純切開では再発が多いため手術室で腫瘤被膜ごと切除する根治手術を行っています。